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「、急で悪いが、何日かコスタに滞在して、ルーファウスの手伝いをしたい」 「あなたがそうしたいと思われるなら、私はついていきますよ」 早朝、甲板のベンチで朝食をとりながら言ったセフィロスに、は笑顔で頷いた。 辺りの海は青からエメラルドグリーンへ色を変え、船首の向こうには白く広い砂浜が見えている。 目前となった南国に、甲板に出る乗客たちは何処か浮き足だっているが、セフィロスの表情にはそんな気配も、下船への安堵もない。 「貴方が手を貸すなんて、余程ルーファウスの状況は悪いのですか?」 「……俺が昔ファンからされて嫌だった事の3割くらいはされている。なんだかんだで、奴は箱入りだからな。相当堪えているようだ」 セフィロスが同情で動くなんて、彼もルーファウスも一体何をされたのだろうと思ったが、詳しく聞かないで欲しいと雰囲気で語るセフィロスに、は何も言えなくなる。 これには、自分には良いアドバイスができない。 セフィロス達も、何も期待していないだろうと思ったは、とりあえず自分は、適度にルーファウスの安全に気を配る事に徹しようと決めた。 Illusion sand ある未来の物語 68 ルーファウスと合流したとセフィロスは、あからさまにホッとした顔になるルーファウスに内心で目を剥きながら、他の客より遅れて下船した。 予約していた宿をキャンセルし、ツォンに連れられるままルーファウスが借りたコテージに向かうと、先に到着していたレノが目の下にクマが出来た顔で出迎える。 昨夜の襲撃者の処理を押し付けたのは失敗だっただろうかと考えながら荷物を片付け、リビングへ戻ると、セフィロスはツォンに連れられて何処かへいってしまった。 「、せっかくの旅行中だが、少しの間セフィロスを貸してもらいたい」 「彼が良いと言っているなら、私に異論はありませんよ。私は今まで通り、万が一の時には友人として貴方を守りましょう」 「ありがたい言葉だ。だが、今回は、あまりお前が得意な分野での攻撃は多くはなさそうだ。セフィロスからも、あまり前に出すぎないよう、常日頃から言われているのではないか?」 「ええ。ですから、友人として、ですよ。それに、セフィロスが動いているのですから、私が腰を上げるまでもないでしょう」 「ああ。心強いことだ」 「ええ、本当に」 多分自分が何もしないうちに解決してしまうかもな……と考えながら、はお茶を入れに立ち上がる。 アイスコーヒーを入れている間に、セフィロスから数日傍から離れる事と、その間ルーファウスの護衛を頼むメッセージが届いた。 解決したら、1日くらいはコスタでゆっくりする時間がほしいと返事をすると、は明らかに覇気がないルーファウスにコーヒーを差し出した。 「ルーファウス、こちらへは、避難のためにいらしたんですよね?わざわざ一般の船を使ったのも、隠れて移動していたつもりだったのでしょう?」 「その通りだ。残念ながら、上手くいかなかったが……こうしてお前たちに会えたのなら、むしろ幸運だったのだろう」 元々隠居のために部下を最低限しか手元に残さなかった上、情勢の大きな変化もあり、予想外の人手不足に陥ったのだろう。 ルーファウスらしくないミスだが、それは本人が一番分かっているので、は言葉にしない代わりに珈琲に口をつける。 「そうそう、昨夜、甲板でレノと会った後、廊下で襲撃されたのですが、それは何処の人間達か、ご存じですか?」 「あれは、私を欲しがる困った女性の手の者だ。無関係のお前たちを巻き込んでしまい、私も心苦しく思っている」 「ちょっと道を塞がれて邪魔だった程度ですから、お気になさらないでください。その女性が、その……セフィロスも嫌がるような事をしたという?」 「……そうだ。私はこれまで、あれほど常軌を逸した執着を異性から持たれたことがない。あったとしても、目の当たりにすることは無かった。恥ずかしい話だが、孫と同じとしという事もあり、混乱して上手く対処ができなかった」 「具体的に何をされたかは聞いていませんが、生理的に受け付けなかったという事は、今顔を見て分かりました。嫌な事を思い出させてしまってすみませんルーファウス。せっかく時間があるのですから、別のお話をしましょう。」 「……そうだな」 ルーファウスにしては珍しいくらい嫌悪に歪んだ表情を見て、はこの話題は駄目だと理解して、すぐ別の話題を探し出す。 窓の外には静かな海とまぶしい砂浜が広がっているが、一応避難中ならば堂々と海で遊ぼうかと誘うのも気が引ける。 「ミディールでは料亭を経営なさっていましたが、今後の予定はあるのですか?」 「幸い、従業員に怪我はなく、今は建物の再建中だ。何事もなければ夏に再開するだろう。それに合わせて、私の住居も移すつもりだったが……」 「新種騒ぎ……ですか」 「、各地の魔晄濃度が急激に上がっている事は、知っているか?」 「いえ。情報は、時々ニュースを見る程度ですから。魔晄と魔物に関係がある……という事ですか?それも、初耳です」 神羅が魔物を作っていたことは、砂になって放浪している間に知ったが、魔晄との関係までは知らないし、もし知っていても覚えていない。 そもそも、が生まれた世界では魔物は誰が作るでもなく最初からいるものだったので、神羅が作っているのを知っても、兵力増強の一環としか思わず、強い興味は湧かなかった。 だから、ルーファウスに魔晄と魔物について口にされても、子供のように首を傾げるしかない。 「かつて、我々神羅は魔晄を使いモンスターを作っていた。動物に高濃度の魔晄を浴びせることで、より強靭な生物へと変容させる。それがモンスター。そして、それを人間で行ったのがソルジャーだ」 「自然発生的に上がった魔晄の濃度により、各地に生息する獣や魔物がより強力な個体へと変化したのが、今回の新種という事ですか」 「そうだ。今、WROは各地の魔晄炉跡を中心に新種の討伐をしている。当初難航するかと思われていた新種討伐だが……今、各地では予想外の事が起きている」 「まさか、討伐に向かった兵が、ソルジャー化しているなんて言いませんよね?」 「相変わらず、察しがいい。ソルジャー化とは言っても、かつて神羅が生み出していたソルジャーほどの強さはない。だが、向かった兵の一部に、急激な戦闘能力の上昇が起きた」 「突然変異は魔物だけに留まらなかったわけですか」 「今はまだ情報が伏せられているが、いつまで持つのやら……」 隠居しているはずなのに、全く寛げる環境にないルーファウスに、は同情する。 きっと、影響は魔物や人だけではなく、野生動物や植物にも出ているのだろう。 その結果が、星による古代種の復活……それとも、古代種に似た何かだろうか、それらの復活に繋がるのかもしれないと、何とはなしに予想する。 ならば、これはもう、なるようにしかならないだろう。 人為的ではない大きな流れは、ただ1種族でしかない人間が抗ったところで、止まってくれるものではない。 それを、ルーファウスも何処かで感じているのだろう。 彼の表情に焦燥はなく、けれどいつもの状況を楽しむ笑みの代わりに疲労が、達観と共にがあった。 「貴方が腰を上げるとなれば、それは神羅とWROが一度倒れた後でしょう。今は子供たちを信じて、ご自分の事に集中なさってください」 「息子の妻は、WROの幹部の娘だ。私に執着している女性は、その姪に当たる」 「おや……という事は……」 「その女性の両親も、WROの幹部をしている。私は、ルーファウス・神羅が死んだ途端に現れ、相続問題に余計な混乱をもたらした上にあっという間に追いやられた無能な隠し子だ。あちらにとっては、私は可愛い箱入り娘を誑かす、怪しい男でしかない」 「そうでしたか……。それは心労も増しますね」 「組織同士の関係に変化はないが、人間である以上、互いの心象は影響する。悩ましいことだ」 男一人を得るために武力行使する時点で、可愛い箱入り娘ではないのでは?そう思っただったが、その娘とは会ったことも話したこともないので、それ以上は考えずにおいた。 とりあえず、女一人への対処にルーファウス達が手間取っていた理由に納得すると、携帯を出して近くの水着屋を探す。 「せっかくのんびり出来るのですし、真面目な話は終わりにしましょうか。ルーファウス、この一件が終わったら、少しコスタで休んでいこうと思っているんです。水着を買いたいのですが、選んでいただけませんか?」 「……私が選んだと知れば、セフィロスが嫉妬しそうな気がするが……」 「最初に私の衣類を用意してくれたのは貴方達でしょう?今更ですよ。それに、彼はいつ戻ってくるかわかりませんし、私は彼から下着以外は自分で選ぶなと常々言われていますから、ここにいる間に貴方に選んでもらった方が良いかと」 「……そうか。では、念のため一言連絡をしておくといい」 流石に水着でおかしなセンスは発揮しないだろうと思ったルーファウスだったが、なのでやらかす可能性はある。 多分セフィロスの判断の方が正しいだろうと考えると、ルーファウスは小さく苦笑いを零し、少しだけ温くなったアイスコーヒーに口づけた。 忙しかったのか、考えるのが面倒だったのか。 セフィロスからの返事は、『間違いがないようにルーファウスに選んでもらえ。色は何でも似合うはずだ。ルーファウスと相談しろ』だった。 清々しいほど丸投げして、嫉妬の『し』の字もない返答に、2人が呆れて笑い声をあげていると、今度はルーファウスの携帯にセフィロスからメッセージが届く。 内容は、『何があってもに衣類を選ばせるな』だった。 そこまで念押しされると、逆にに選ばせてみたいと思ったルーファウスだったが、それでセフィロスを怒らせるのは損にしかならないのでやめておいた。 避難してはいるが、どうせ居場所は知られているのだからと、ルーファウスは早速昼食後に出かけることにした。 暫くは、知らない人間が作った物を口にしたくないと言うルーファウスに、は何をされたのだろうと考えながら昼食を作る。 だが出した食事を一口食べるなり、無言で塩とハーブとチーズを追加でかけたルーファウスに、この男とはぜったい一緒に生活できないと考えながらは食事を終えた。 頭にきたので、晩御飯はカツ丼かそうめんにしてやろうと考えながらコテージを出ると、南国の太陽が肌を焦がしてくる。 海風では冷めきらない熱に目を細めていると、同じく目を細めたルーファウスがサングラスをかけて日傘を差し出してくれた。 「せっかくですが、手荷物が多いと、いざとう時に動きが遅くなりますので」 「そうか。今日は私の護衛がお前だけだったな」 「いつもタークスの誰かが一緒ですからね。心細いですか?」 「フッ……私がか?ああ、そうだな。可愛い部下の顔を見られないのは、正直とても寂しく思う」 「ほほう……半部くらいは本当にそう思っているようですね。セフィロスが協力しているのですから、きっとすぐに帰ってきてくれますよ」 「そうなることを、祈るばかりだ。、店の目星はついているのか?」 「ええ。大通りまで出る事になりますが、それほど遠くありませんよ。それと、帰りに食材も買って帰ります」 「……そうか。ならば、先に車を借りて行こう」 「おや。ルーファウス、あなた、ご自分で運転できるのですか?いつも後部座席にいたので、てっきり運転はできないと思っていました」 「……私が運転を?、もしやお前はランセンスをとっていないのか?」 「え?ええ。運転はセフィロスがしてくれますし、私だけならオーディンの馬を借りた方が早いので。…………ルーファウス、貴方、運転は?」 「ライセンスは昔にとった。……ハンドルを握るのは、20年ぶりになるが……」 「歩きましょう。疲れたなら私が背負って差し上げます。大丈夫、たとえ両手が完全に塞がっていても、貴方にはかすり傷一つ負わせません」 「背負われるのは遠慮させてもらおう」 ちょっと人選を間違えたのではないかと思いながら、とルーファウスは海沿いの道を歩いていく。 石畳の上には高くそびえる椰子の木が濃い影を作り、途中にある短い覆道とトンネルを超えると、一気に通行人が増した。 トンネル横にあった岩山を区切りに、一般向けのビーチが広がっているためだろう。 そこで初めて、これまで歩いて目にしていたのが、宿泊施設のプライベートビーチだったとは理解した。 砂浜には多くの老若男女が賑やかに楽しんでいて、この賑やかさと密度はルーファウスには辛いだろうと察せられる。 ふと隣を見て見れば、暑さと騒がしさのせいで、予想通りルーファウスは顔をしかめていた。 帰り道までにバテられては困るので、はさりげなく自分たちの周りの温度を下げると、目当ての店にまっすぐ向かった。 途中にあるサーフショップの前で立ち止まり、飾ってあるウェットスーツを見て防御力が高そうで良いと言ったに、ルーファウスはセフィロスから水着選びを任された意味を思い知った。 それは用途が違うと言って納得させ、最初の目的地である水着屋に着くと、とりあえずルーファウスはを自由にする。 速攻で店員に話しかけに行ったに、思ったより賢いと思ったルーファウスは、その後おかしなデザインを手に取りだす可能性を考えてすぐに合流した。 「完全に天然繊維の水着となりますと当店では取り扱いしておりませんが、ゴムに弱い方向けの肌に優しい素材のものはございますよ」 「では、そちらを見せてください。ルーファウス、こちらへお願いします」 女性の買い物は長いものだが、にはその限りではないらしい。 暑い中なので有り難いと思いながらと共に店員についていったルーファウスは、店員が笑顔で勧めてきた水着を見ると、少し考えてセフィロスにメッセージを打つ。 ゴムを使わないのであれば、やはり紐で結ぶタイプになると話しあうと店員を横目に、本当に自分が水着を選んでよいのか、改めてセフィロスに確認をした。 だが、先ほどまではすぐ来ていた返信は、今は取り込み中らしく既読すらつかない。 何故自分は、自分の妻でもない女の水着選びに付き合って、その夫の反応を想像して心配しているのだろう。 そう考えている間に、は店員にいくつか水着を選んでもらったらしく、ルーファウスの腕をつついてきた。 「ルーファウス、店の方に、3つに絞っていただきましたから、どれが良いか選んでください」 「、どれもお前の魅力を引き立てるには十分だが、もう少し布の面積が広いものにしてはどうだ?私は、自らセフィロスに殺されたいとは思わない」 「いえ、お客様は大変お綺麗ですから、こちらの商品でも十分着こなされると思います!よければ、一度全て試着なさいませんか?」 「いえ、それはちょっと面倒なので、連れに選んでもらいます。ルーファウス、正直、布の面積はどれも似たようなものですよ?」 「お前が最初に目を付けたウエットスーツに比べれば、どれも同じに見えるだろう……」 「あ、お客様、こちらのダークブラウンも、お似合いになりますよ!ちょっと当ててみてよろしいですか?きゃー素敵!お似合いです!」 「ルーファウス、早く選んでください」 段々興奮してきてあれもこれもと体に当て始めた店員に、は早く終わらせてくれとルーファウスに目で訴える。 せっかくの買い物なのだから、楽しめば良いだろうと思っていると、先ほどセフィロスに送ったメッセージの返信が届いた。 おかしなデザインでなければ問題ないが、は胸が大きい方ではないので、それを考慮して選んだ方が良い。 という、本人には絶対言えない内容の返信である。 いきなり選択のハードルを上げてきたセフィロスに、ならば今すぐ帰ってきてお前が選べと思ったルーファウスだったが、流石にそれは顔に出さない。 ただ、店員が勧めるデザインを一通り観察すると、中にはかなり大胆な体形向けなデザインもあり、確かに悲劇が起きないよう気を付けてやる必用を感じた。 本当に、何故自分が、友人とはいえ他人の妻の胸にまで気を配ってやらねばならないのか。 そんな今更な事を考えながら、ルーファウスはに休憩するよう言うと、店員を呼んで体形を考慮してくれるようこっそり耳打ちする。 「あまり大胆すぎるデザインでは、細身な彼女が着た時に傷つく可能性がある」 「……かしこまりました。では、胸元にフリル等でボリュームがあるタイプと、お胸に自信を持てるタイプのものをご用意しますね」 そうではない。普通の無難なやつでいい。 通じているようで通じていない話に、ルーファウスが止めようとする前に、店員は抱えていた水着を棚に戻し、得意げな顔で別の水着を出してくる。 先ほどと似た紐で結ぶタイプだが、レースやフリルがついた可愛らしい水着と、少し厚手の布地でできたしっかりとした形の水着。 どちらも、先ほど店員が見せたものより布面積は大きいが、問題はそれらについた販促用のタグだ。 片や、『スリムさんでも安心!ボリューミーなフリルリボンで、可愛く体形カバー!』と書かれ、片や『夢の谷間メイク!リフトアップパネルと脇下ベルトで動いてもしっかりホールド!』と書かれている。 からの物言いたげな視線が痛くて仕方ない。 この状況で弁明する事も出来ず、ルーファウスは片手で顔を覆うとうなだれて首を振る。 が丁寧に店員にその水着を断っているのを聞きながら、どうして助平心を出したわけでもないのにこんな思いをしなければならないのかと、ルーファウスの口からはやりきれない溜め息が零れた。 結局、最初に店員が選んだ3つの水着から選び、水着の上に着るレースのカーディガン等を選んだあと、ルーファウスはセフィロスの水着まで選ばされることになった。 あの男に水着など、どう頭を捻っても似合いそうにないと思いながら、特に文句を言われなさそうなものを選んでいると、サングラスを見ているに気が付く。 「セフィロスならば、自分のサングラスくらい持っているだろう?」 「ええ、彼はちゃんと持っていますよ。今は、ちょっと、私も持った方が良いのかと考えて見ていました」 「ならば、お前あ見るべきは向こうの棚だ。そこにあるのは男性用だからな」 「ああ、そうでし……ルーファウス、これ、このサングラス、凄く便利そうですよ!後ろがゴムで、目の周りもしっかり覆うようですから、水中でも視界が悪くならないのでは?」 「それはサングラスではなくゴーグルと言う。水中用だが陸で使うものではない」 「そうなのですか?しかし、端にUVカットと書かれていますから、サングラスとしても使えるのでは?」 「、先ほど選んだ水着に、そのゴーグルが合うと本当に思うか?」 「……おかしいですか?ほら、こちらの縁が緑のものは、ベルト部分が黄色と赤の模様が入っていて面白いですよ?」 「…………どんな服も、小物一つでダサくする……セフィロスが言っていた通りだな。、セフィロスを泣かせたくなければ、そのゴーグルだけはやめておくがいい。サングラスが必用なら、私が選ぼう」 「……そこまで仰るなら、やめておきます」 いきなり疲れた顔になって言うルーファウスに、はそこまでおかしいだろうかと内心首を傾げながら、気になったゴーグルを諦める。 機能性があって良いと思ったのだが、やはりこの世界のセンスは、にとって分からない事だらけだった。 その後、ルーファウスにサングラスではなく帽子を選んでもらうと、は夕食をカツ丼に決めて、近くの市場で食材を買う。 その間に、一足遅れてジュノンを発ったルードがコスタに到着したおかげで、中央通りを出たところで彼が持ってきた車に乗れた。 ルードはこのままルーファウスについて護衛をすると共に、運転手もしてくれるらしい。 夕飯は、残念ながらルードによって強制的に豚ヒレ肉の赤ワイン煮に変更された。 |
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小物ぉひとつでぇ〜ダサく〜するぅ〜♪ 2023.07.28 Rika |
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