次話 ・ 前話 ・ 小説目次 | ||
本を読んで過ごすと言う彼女に、一応の安心をすると、出来るだけ早くかえると言い、セフィロスは家を出た。 本社に付けば、やはりまだ式典の騒動は収まりきっていないらしく、慌しく廊下を行く社員がいる。 最も忙しいだろうタークスのオフィスがあるフロアに行くと、やはり皆で払っているらしく人気は無かった。 目的の部屋のドアは開かれたままになっており、無用心な事だと考えながら、セフィロスは中を覗く。 一番奥のデスクにいたツォンは、足音で訪問者を分っていたらしく、すぐに彼に椅子を勧めた。 Illusion sand − 47 ドアを閉め、一度室内を見回したツォンは、人気が無い事を確認すると疲れた顔でコーヒーを勧める。 その間にもかかってきた電話に、彼は手短な答えを返すと、すぐに携帯を閉じた。 「忙しそうだな」 「ああ。だが、一味の女が全て吐いたのでな。時間の問題だ」 「そうか・・・」 「今回は何から何まで予想外だ。ホテルの爆破、社長の機転、それに」 「・・・・?」 「公には伏せているが、ホテルが爆破された時、二度目の爆破で被害を抑えたのは彼女だ」 「・・・・・」 「向こうの手をすぐに読み、指示を出した。随分慣れているようだったが・・・」 「何が言いたい?」 「・・・・さあな。副社長から詮索するなと言われている以上、首を突っ込む事は出来ん」 「・・・・・彼女が敵なる事は無い。・・・これで満足か?」 「・・・・・・・・・そうだな」 何か答えが欲しいわけでも、探りをいれたいわけでもないのだろう。 珍しく無駄口を利くツォンは、セフィロスの返事に大きく息を吐いて椅子に持たれかかった。 疲労の色が隠せない程疲れているのなら、日を改めれば良いだろうと思いながら、セフィロスは足を組みなおす。 「疲れているなら今度にしろ」 「予定が空いていない。一昨日の騒動に触発されたか、別の組織も不穏な動きをしている」 「難儀な事だ」 「それが仕事だ」 では、それらの組織の調査もいずれ自分達に回ってくるのだろう。 2nd、3rdでどうにかなる任務だろうが、ソルジャーの上にいるタークスの仕事の量は変わらない。 それでいての身振りの件をレノから引き継ぐとは、真面目というか何と言うか・・・。 とりあえず、忙しすぎて混乱しているだろう事はわかった。 「の身振りの話だな」 「ああ」 「長い話になるだろうな。暫く留まらせてもらおう」 「・・・・・ああ」 わざわざ出されるその言葉は、暗にその間休憩しろと言っているのか。 だとしたら、やはり彼もルーファウスのように変わってしまったのだと、ツォンは暫し考えると目を伏せた。 「本当に・・・突風だ」 「・・・・?」 「変わったな、お前も、副社長も・・・彼女に会ってから随分変わった」 「・・・・・・・」 「悪い意味ではない。・・・だが、お前は特にその変化が顕著だ。随分・・・・・表情が豊かになった。 それに、以前は私などに気を使たりなどしなかった」 「・・・・・・・・」 何を言いだすのかと思いながら聞いていたセフィロスも、ツォンの呟きにふと最近の自分を思い返す。 だが、考えてみれば、確かに彼が言う通り、最近は無意識に感情を顔に出している自分がいる。 だからと言って、それがに繋がるとはありがち過ぎると思うものの、事実彼女を保護してからそうなっているのだから反論も出来ない。 仕事以外で付き合いの無いツォンですらそう思うのなら、他の者は皆そう思っているのだろう。 だから最近同僚たちが何かしら構ってくる回数が多いのかと、彼は小さく納得した。 「良いことだと思っている。だが・・・このままでは、それだけ留まりはしないだろう」 「どういう意味だ?」 「いずれ神羅を継ぐのは副社長だ。彼女の影響が余計だと判断されれば・・・」 「・・・返り討ちに合うのがオチだ」 随分高く買っているものだと、ツォンは薄くあけた目でセフィロスを見た。 ツォン自身が確かめた腕に、セフィロスの言葉を重ねても、の腕が相当なものだろうと想像はつく。 あの細腕の何処に、戦場で英雄の名を知らしめる男に認めさせる力があるのか。 だが、どれ程の腕があろうと、力や理屈ではどうにも出来ない事もある。 そう、例えば・・・・ 「お前は戦えるのか?」 「・・・・・・・・」 神羅の名と結び付くほどの名、実力を持つセフィロスが相手となれば。 その上命を救った人間が敵となっては、は戦う事が出来るだろうか。 そこには、英雄の離反というリスクも付くが、その命を出す可能性がある人物らに、それを察する脳など無いだろう。 目を伏せて口を閉ざしたセフィロスに、ツォンは身を起す。 以前であれば、任務ならばと答えただろう彼のこの反応は、この危惧に思考を巡らせるには十分な意味だった。 その心中に出された勝敗が、互いに相反するものである事など知らぬまま、ツォンは引き出しから数枚の書類を出す。 「試験はあるが、私が選んだ彼女に最適の仕事だ」 神羅のロゴに良く似た模様が入った書類を、セフィロスは眉間に皺を寄せながら手に取る。 昔、僅かな間だったが自分も通った神羅仕官学校の名に、彼は怪訝な顔で暫く書類を眺めていた。 「臨時講師・・・か」 「一昨日の事件で、人手を補う為に本職だった講師を数名呼び寄せたが、その内の一人が爆破で死んだ。 欠員を補わなければならん。体術担当の者だ。 教官と違って、面倒な書類仕事も勤務時間も少ない。 内容は・・・・知っていると思うが、主に担当教官の補助として生徒の実技指導だ。 彼女の腕なら問題無いだろう。保護してから4ヶ月だ。マスコミもいい加減騒ぎはしない」 「・・・・・半年・・・か」 「採用試験の後2週間の試用期間がある。それで良ければ採用だ。 年度で区切っているため半年だが、彼女の出来次第では期間はいくらでも延長する。 一応公募になっている。もし他に申し込む者がいれば最も腕の立つ者が選ばれる。 申込みには履歴書が要るが・・・書ける部分だけでいい。後はこちらで何とかする」 「ああ」 「それと余談だが、剣術担当の者も欠員しているらしい。 それは、暫く手が空いているソルジャーを当てるつもりだ」 「それが俺の任務が暫く無い理由か?」 「もし彼女が引き受けるなら・・・だがな。しかし、適任の者がいればすぐに終るものだ」 「・・・・・・・」 「相談してみてくれ。因みに、採用試験はソルジャー1stを相手の実技になる」 「・・・・それは・・・」 「残念ながら、そこまではどうも出来なかった。試験官はソルジャー統括が決める」 「・・・・そうか」 以前がザックスのレベル上げをした件を考えても、悪い話ではないだろう。むしろ適職なのかもしれない。 鬼のような特訓だとザックスは言っていたが、中途半端な学生兵らの教育に当たるならそれぐらいが丁度良いだろう。 採用試験と言っても、もはや決まったようなものだと考えると、セフィロスは書類を懐に仕舞って立ち上がる。 「相談してみよう」 「そうしてくれ。それと住居だが、社宅に空きがあったのでそこを当てようと思う」 社宅という言葉に、セフィロスはの生活適応具合を思い出す。 だが、一晩空けた今も結論は変わらない。 彼女に一人暮らしは、暫く無理だ。 「社宅はいらん。今日のホテルも・・・悪いがキャンセルしてくれ」 「今日?」 「彼女は俺が預かる事にした」 「・・・・・・・・・・・・・」 「何だ?」 「いや・・・それは、引き取るという意味か?」 「・・・そうなるな」 「そうか・・・」 随分と手が早いな・・・。 とは、命が惜しいので決して口にしないが、随分積極的になったものだとツォンはセフィロスをまじまじ見る。 元々親しい訳ではなかったが、仕事の忙しさもあってか、セフィロスに浮いた噂はあまりない。 あったとしても、一緒に住むなど・・・。 しかしセフィロスとて男。 何だかんだでやってる事はやっているので、そんな時もあるだろうと、ツォンは口を閉ざした。 会社としても個人としても、そこまで突っ込んで聞く道理は無い。 元々神羅が関わっていたのは、遭難者保護という善行を知らしめる為。 此処まで世話をした事自体が特異であったのだ。 意味を成さない鳥篭ではあったが、ツォン自身、そろそろ自由にする頃合だと考えていた。 常識的に考えても、後の事は本人と保護者であるセフィロスが決めるのが妥当だろう。 「・・・剣術担当の欠員は講師か?」 「ああ。教官は足りているらしいが、少々難のある人物のようでな。いくら補助の講師を採用してもすぐに辞めるそうだ」 「そうか」 何か気になることでもあるのかと口を開きかけたツォンだったが、セフィロスは返事を待たず部屋を出て行く。 見上げた備え付けの時計が、思ったより針を進めているのは、セフィロスが話の間を長く持ってくれたからだろう。 休憩とまでは行かないが、仕事でありながら幾分かの息抜きになった時間に、ツォンは微かに口の端を上げた。 窓を叩く雫の音に、はゆっくりと瞼を開けた。 視線の先にある時計は午後五時を回り、いつの間にか眠っていた事を教える。 朝の天気が嘘のように暗い窓の外は、天から落ちた幾億の雫が降り注いでいた。 うたた寝など暫くしていなかったというのに、随分気が抜けてしまっているようだと、彼女はベッドから起き上がった。 シャラリと音を立てた胸元に、首から下げたクリスタルを手に取ると、今日はまだ力を送っていなかった事に気がつく。 冷たい石を両手で包み、ゆっくりと魔力を注げば、懐かしい新緑の香りが胸を吹き抜けた。 耳の奥に感じる潮騒と、伏せた瞼の裏に映る流砂。 力を分け与える程胸に届く炎のような命の鼓動は心地良く、気を抜けば囚われそうになる。 その度に、生まれ育った故郷に帰る事ができることを喜びながら、何処かで恐れ拒絶している自分を思い知るのだ。 それが何よりの救いであった日は、まだほんの少し前であったというのに。 いつか、セフィロスに言ったもう一つの故郷。 心が帰る場所、そう願う場所を、この世界で見つけてしまったからかもしれない。 そこが一体何処なのか、今はまだ分らないが、いずれ心は導き出すのだろう。 去らねばならないこの世界に、心は残ってくれるのか。 帰りたいと思った時、まだ形にも答えにも成りえないその場所は残っていてくれるのか。 数え足りぬ時の命を持つ世界に、それと命運等しく無くなった途端、人の一生という泡沫の時に不変を求めるとは。 どれ程生きようと、どれだけ力を持とうと、やはり自分は人間だと、彼女は笑みを零した。 掌に感じた熱に、は注いでいた魔力を止めた。 明日にはまた同じように魔力を受け入れるクリスタルは、満ち足りた力に一度淡く光るとすぐにただの石に戻る。 今は出来ずにいる剣の修練以外に習慣のようなものが出来るとは、少し前の自分なら考えもしなかっただろう。 力を注ぐ事がまだこの世界にいる証拠、とも考えられるが、その卑屈な考えも癇に障りはしない。 事はどうあれ、この凡庸と俗称される日々が夢ではないと思えるのなら、それでよかった。 女王の傍で、その身と国を支え、守り続けるのが己が全てであると思っていた頃には想像もしなかった。 何処にでも居る、一般人と括られる民としての平凡な日々を送り、それが幸せだと思うなど。 昔の生活が嫌な訳では無いが、これはこれで悪くないものだと考えると、彼女は静かに腰を上げた。 強くなる雨音に、バスルームへ向かうと、セフィロスが見せた手順を思い出しながらバスタブに湯を張る。 わざわざ金をかけてしまうのもどうかと思ったが、昨日水を湯に変えた時の彼を思い出すと、こちらの常識に合わせたほうが良いのだろう。 髪を乾かすエアロは密かに喜んでいたようだが、それ以外の魔法は極力使わない方が、彼の心臓に良さそうだ。 夕食も用意しておいた方がよいだろうかと考えたが、それ以前にはこの世界の食材。特に野菜がさっぱりわからなかった。 その上の料理は、旅の間にファリスやバッツ、ガラフに教わった・・・言うなればシャレてるかそうでないか微妙な男の料理。 不味くはないが美味いとも言えず、しかし時に闇鍋と通じるものさえ感じるものだ。 レナと味付けをした時は問題など無かったが、そうでない時の味は、舌の肥えた生活をしていたの味覚を狂わせるに十分だった。 バッツが作ったときは、食材の味を生かすと言えば聞こえは良いが、調味料をケチりすぎて薄く、スープはほとんど水だった。 ファリスが作った時は、スパイスが良く効いていたと言えば良いが、阿呆のように辛かった。 ガラフが作った時は、優しい味という言葉では誤魔化せないほど、何故かいつも甘かった。 クルルの料理は、見た目は最高であるが、様々な味が混ざり合い、壮絶としか表現しきれなかった。 特にファリスとクルルが二人で作ったときの味は、何の肉か分らない物体が入っている事もあり、想像を絶するものがあった。 そんな環境で学んだ料理など、自身全く自信が無い。 自信を持てと言う方が無理である。 それを、セフィロスに・・・・何から何まで世話になっている恩人に作るなど、恩返しどころか嫌がらせにしかならないだろう。 ただでさえ最近胃腸が弱そうなセフィロスだ。 妙な物を作って腹を壊されては大変である。 少なくとも、食材の種類とマトモな料理を覚えるまでは、彼がいる時以外台所に立つべきではない。 テレビでも見て彼の帰りを待とうと、がバスルームから出ると、玄関の鍵を開ける音がした。 思ったより早い帰宅だと考えながら、彼女は玄関先まで行き、彼が扉を開けるのを待つ。 「おかえりなさい」 「・・・・・・・・・ただいま」 扉を開けた途端かけられた言葉に、セフィロスは微かに目を見開く。 一瞬固まるものの、出迎えたに、彼は目を緩めて帰宅の挨拶を口にした。 「お風呂、沸かしてあります」 「ああ。ありがとう」 「夕食は出来てませんが・・・」 「俺がやろう」 「手伝います」 「そうしてくれると助かる」 そう言って、ドアに鍵をかけたところで、彼は雨で濡れていた手が乾いている事に気がついた。 手だけではない。服も髪も外の雨に当たってきたのが嘘のように、乾いてしまっている。 いつの間にエアロをかけたのか。 恐らく出迎えの言葉に驚いた時だろう。 油断ならない彼女に微かに笑みを零すと、セフィロスは持っていた荷物から布に包んだ長物をに差し出した。 「もう、預かっている理由は無い」 「・・・・・?」 「騎士の誇り・・・だったな?」 その言葉が指す物に、は彼の手から包みを受け取った。 布を取り、出てきた彼女の剣は、砂漠を彷徨っていた時の返り血も綺麗に取れ、複雑な装飾の中央にある赤い宝石の中に、カルナックの紋章が浮かんでいる。 僅かばかり手放しだだけだったが、それは彼女に懐かしさを感じさせるには十分だった。 信用を得る為に預けた剣が手元に戻るには、それを上回る信頼が無ければならない。 それに至らず、信用を返されるのならば、別の剣を渡されるに留まるのが常だった。 剣とは常に己を映す鏡であり、それを誇る者は少なくない。 その道を志す者にとって、剣はその者の命と等しく、手放すには相応の覚悟が必要だった。 彼女自身、元は已む無くと手放したが、これ程早く手元に戻るとは思いもしなかった。 それを再び握ることの出来る喜びは、胸から押し溢れるような感情の波となって彼女の瞳を潤ませる。 たまらず頬を緩めたは、掌の上の重みをしっかりと握り締めセフィロスを見上げた。 この感情をどう表せば良いのか。 ただの娘のように、喜びを雫のまま瞳から零すか。子供のように、喜びのまま彼に抱きつくか。 示す方法を知らぬは、両の手で柄を掴み、床に剣を立てると膝を着く。 目を伏せて頭を垂れる彼女に、セフィロスは微かに目を開いたが、彼が言葉を出す前に、が静かに口を開いた。 「貴方を・・・御守りします」 顔を伏せ、さらりと流れた黒髪が彼女の頬の横を滑る。 その言葉の意味が咄嗟には理解できないセフィロスは、呆然としたまま彼女を見下ろす。 記憶から引き出されてくる、嘗ての主に誓った言葉とその情景を思い出しながら、はその心のままに言葉を続けた。 「我が母は海。 我が父は大地。 我が友は風。 我が心は炎。 天地を支えし四柱のクリスタルに誓い、我が剣に誓い、我が魂に誓う。 我が名は・。 作り上げし未来の刻に、深き悲しみを許さず、向う刃を許さず、 そのお心が望まれるまま、憂いの雨、激情の雷、嘆きの風を共に受け、 何時如何なる時も、降りかかる刃の盾となり、守る一振りの槍となり、 眠りを求むるは夜帳の一時、堕ちし時は共に道を求めましょう。 願いあらば叶え、過ちあれば正し、懐にありし太刀が如くお傍に仕え その御身、御心、我が身命を懸けて、貴方を御守りいたします」 剣を置き、彼の服の裾を手に取った彼女は、そこへ静かに口付ける。 最たる敬意を見せる彼女の顔は、セフィロスが知るではなく、高潔な騎士の顔だった。 どう反応を返せば良いのか分らない彼に、彼女は静かに立ち上がると再び視線を交える。 恐らくこの誓の言葉の意味を半分も理解出来ていない彼に、は困ったように笑うと視線を落とした。 「私には、こんな風にしか示せません。ですが、貴方には言葉に出来ぬほど感謝している。それだけは分って下さい」 微かに頬を染めている彼女に、つまりは単に不器用なだけかと、セフィロスは安堵の息を吐く。 目が回るような言葉を連ねられ、似たような言葉を返さなければならないかと一瞬考えてしまったが、そうではないらしい。 意味を考えると凄い事を誓われた気がするが、彼女の性格を考えれば、これからはそれら全てを忠実に守るのだろう。 だから生き難いんじゃないだろうかと思ったが、それを口にするのは止めておいた。 言動は暴走気味だが、彼女も加減を知らない訳ではないので、そこら辺への過度の心配は不要だろう。 だが、彼女が誓った言葉の一つに、セフィロスはどうも受け入れ難い物を感じ、数秒の思案の後口を開いた。 「」 「はい」 「俺は、お前を従えたい訳じゃない」 「・・・・」 「傍に居ろ。後ろじゃない。俺の隣だ」 真っ直ぐに見つめる彼の青緑の瞳に、微かに目を見開いた彼女の姿が映った。 目を細めたセフィロスに、は釣られるように頬を緩め、ゆっくりと瞼を伏せる。 「御心のままに」 自分が愛の告白まがいの台詞を吐いた事に、セフィロスが気付くのはこの5分後の事である。 |
||
何だか・・・ラブラブですね。 ってか、話が全然進んでない(汗) 2007.06.07 Rika |
||
次話 ・ 前話 ・ 小説目次 |