To dear friends  ガイ&アルヴァの区別補足

ようやくこのページを書ける日がきました。Rikaです。
オリキャラ8班の夢小説「To dear friends」お読みくださりどうもありがとうございます。

さてさて、7夢本編でガイのそっくりさんアルヴァの存在が明らかとなりましたので、彼らの区別。及び「To dear friends」内の区別について説明したいと思います。

まず、分かりやすく二人の違いを書きました下記表をご覧下さい。
ガイ アルヴァ
髪型
(実習旅行時)
肩まで 坊主
瞳の色 アイスブルー ダークグレイ
一人称

というように、おおまかに分けて3つの違いがあります。
性格も多少違うのですが、此処ではおいておきましょう。


また、ガイとアルヴァの違いではありませんが、『ガイ』という生徒の特徴について。
『ガイ』は1日又は数日置きに、二人が入れ替わって演じています。
彼らも人間であり、普通の生徒として生活していますので、他の生徒達と会話する事もあるでしょう。
しかし、その日話した事全てを報告し合い、それら全てを覚えるというのも、普通に考えて無理な話ですね。

ですので、『ガイ』は時折数日前や昨日はなした事も忘れる事がある。というのは、二人が一人を演じる上ではやむを得ない事。
同時に、その時話した『ガイ』と、今その事を覚えていない『ガイ』は別人とも考えられます。
昨日一緒に帰った事を忘れる、一昨日一緒に昼食を食べた事を忘れる、等。
彼が不思議君と呼ばれるのは、二人が一人として生活する故の『無理』も要因の一つなのです。


では、その事を踏まえ、「To dear friends」の彼らを区別していきましょう。


「To dear friends」は実習旅行の1ヶ月程前の時間軸です。

髪型は実習旅行前日に変わりましたので、「To dear friends」内では二人の相違点とはなりませんね。
ですので、「To dear friends」時、二人の違いは瞳の色と一人称のみとなります。

ただし、この一人称も、普段はアルヴァの「僕」に、ガイが合わせております。
結果、「To dear friends」内では、『ガイ』という生徒の瞳の色で、二人を区別できます。

では、「To dear friends」内で彼らが登場した場面を引っ張り出して、区別していきましょう。


第1話
カーフェイに班員希望用紙を奪われた夢主の所へ『ガイ』が登場します。
その時ガイの瞳はアイスブルーです。
ただ、学校内ではアルヴァもカラーコンタクトをしていますので、此処での瞳の色は、二人を区別するポイントとしては薄いでしょう。

その後二人は学校近くの公園へと行きますね。
その会話の最後で、『ガイ』は自分の事を一度だけ「俺」と言います。


 「誰でも…一緒なのかな…」
 「や、何が?」

 「……さぁ?じゃ、
、用事あるから帰るねー」
 「え?や、ちょっと…」

 「ばいばーい」


ガイの一人称は「俺」
アルヴァの一人称は「僕」
これにより、この時の『ガイ』は、ガイである事になります。
本音を零すうちに、口滑っちゃったんですねぇー・・・。


第4話
第3話は、第1話〜第2話の次の日の出来事。
ロベルトと一緒に屋上でサボった夢主は、アーサーの事を話した後、気持ちを切り替えて立ち上がります。
その時、ロベルトは危うく彼女のスカートの中が見えそうになり注意しましたね。
そこで夢主は、昨日のガイの事を思い出します。



ふと、昨日堂々パンツを覗いてくれたガイの事を思い出し、恥かしさが増すと同時に怒りが生まれる。
今朝普通に挨拶をしてきて、
ジュースの事どころか、一緒に公園に行った事まで綺麗に忘れて首を傾げていた彼を思い出し、更に怒りがぶり返してきた。
彼が、時々記憶喪失にでもなったのかと思うぐらい、前日の事を綺麗サッパリ忘れる時があるのは、 彼女も慣れていた。
だが、
あれだけの暴挙をして逃走しながら、全く覚えていないとはどういう事か。
覚えていて欲しいわけではないが、彼にとって自分のパンツは綺麗に記憶から削除されるぐらい、どうでもよいものなのだろうか。

第1話のガイとの場面は、彼が思い悩む事を口にする部分でした。
反神羅組織の彼が、敵になる『生徒』に向かって実習旅行の辞退を勧めるのは、勇気も迷いもあったでしょう。
幾ら楽観的で不思議君な『ガイ』でも、そこまでは忘れませんね。
自分が言った事はさておき、一緒に帰った事まで忘れたフリをする理由がありません。

ですので、此処・・・というか、この日学校に来ていた『ガイ』は、昨日のガイではなくアルヴァと考えて良いでしょう。


その後のロベルトの言葉に、「ガイだからさ…そんな事があっても不思議じゃないよ」という言葉が出てきます。
また、その後『それはガイがガイであるからだと思いながら』という文書がありますね。
その、『ガイがガイであるから』というのは、『"ガイ"はガイとアルヴァの二人が交代で演じているから」という意味です。


第6話
雨の中を近道をして帰った夢主は、丁度角から出てきた『ガイ』とぶつかります。
その時、彼の瞳はダークグレー。
『ガイ』もガイも、アイスブルー以外の瞳の色をする事はありませんから、この時出会った『ガイ』はアルヴァです。

また、この話には、夢主が『ガイ』に違和感を感じる部分があります。
コーヒー店に入り、彼の瞳を覗き込んだ後の部分。


ふと、何処か違和感を感じて彼の顔をまじまじと見た。
何がとはわからないが、今日の彼はいつもと何処か違うような、しかしいつも通りのような、なんとも言えない疑問が生まれる。
とはいえ、彼の顔をこんな風にじっくり見るのは初めてなので、何かおかしな所があってもわからないかもしれないが。


此処では、夢主がガイとアルヴァの違いを漠然と感じているという意味が隠れていたり・・・。
瓜二つと言えるほど似ている二人ですが、兄弟でも双子でもありません。
何の因果か従兄弟なのによく似た顔。従兄弟ですから、勿論違いはあります。

 ストーリーには出てきませんが、ガイは17歳。アルヴァは16歳です。身長も2cmぐらい違います

その後、二人がいる店に、パーカーのフードを深くかぶり、3本の傘を持った少年が現れますね。
このとき『ガイ』として夢主と雨宿りしていたアルヴァは、彼の事を「アルヴァ」と呼びます。
しかし、実はその時「アルヴァ」と呼ばれた彼はガイだったりします。
まさか自分が『ガイ』の状態で、「ありがとう、ガイ」なんて言えませんでしょう。


第7話
マクスウェル教官の体術教官室で、『ガイ』が勉強しています。
と言っても、これは別にガイの頭が悪くて補習受けてるとかじゃありません(笑)
前日にアルヴァが習った所をマクスウェル教官の指導の元でお勉強しているのです。

一応毎日登校し、授業中の成績も問題無いのに、授業に不自然な遅れがあってはいけませんから、時折彼らはこうして色々な教官(反神羅組織派)の元で勉強します。
そのシーンで出てくる会話。


「アルヴァ、君は 彼女をどう思います?」 
「ガイです」

「おや、そうなんですか?」
「・・・・・・」


そのマクスウェル教官が、此処では『ガイ』をアルヴァと呼び、しかし『ガイ』は否定しています。
マクスウェル教官は、『ガイ』と同じ組織であり、当然事情を知っていますから、ここで嘘をつく必要はありませんね。
また、もしそうであっても、アルヴァであれば「僕はガイだよー」と言うでしょう。

ですから、此処で出てきた『ガイ』は、アルヴァではなくガイです。


第8話
8班メンバーで花火をするお話。
このときメンバーに入っていた『ガイ』ですが、この日は二人両方が出てきます。

最初にいる『ガイ』には、特に目立った描写はありません。
しかし、トイレに行って戻ってきた時、彼の瞳はダークグレーに変わっています。

ダハハハハ!と笑うジョヴァンニに釣られ、皆もクスリと笑みを零す。
便所という事は、公園の入り口にある公衆トイレだろうかと目を向けた 彼女は、ジョヴァンニがいう通り戻ってきたガイに軽く手を振った。


「おまたせ〜!」
「おかえり、ガイ・・・って、
カラコン入れたの?


走って戻ってきた彼を、 彼女は笑顔で出迎えると、火がついていない花火を手渡す。
彼女の言葉に一瞬だけハッとしたガイは、少しだけ目を伏せるが、すぐに笑みを作ってそれを受け取る。


「うん。ケース壊しちゃって、無くしそうだからね」
「へぇー・・・いっつも持ち歩いてるんだ」

「うん。元の色だと、睨んだろって絡まれやすいから」
「大変だね、ガイも」



この時の夢主の「カラコン」は、第6話の会話で瞳の色の話をしたから。
『ガイ』は、絡まれやすいからと言い、またいつも持ち歩いていると言っています。
しかし、花火に来る時からつけていれば良い話ですよね?
自宅から公園まで、街中を歩くわけですから、絡まれるなら最初から入れて歩くはずです。

にも拘らず目の色が変わっている。という事は、トイレに行く前に花火をしていた『ガイ』は、ガイと考えられるでしょう。

他の面子が落ち着いていても、『ガイ』が元気でいる訳は、途中から交代したからなんですなぁ。


つまり、その後花火に火薬を突っ込み、炎の柱を上げたのはアルヴァ。
髪がチリチリになったのも、アルヴァ。

いきなり髪を切って帰って来たアルヴァに、ガイは大層驚いたそうな・・・。

因みに、アルヴァが坊主になった理由は、8班の面子への目くらましもありますが、上の方まで焦げた髪がチラホラあって自棄になったという理由もあったり・・・(笑)



上にある表では書いてませんが、二人の性格や口調にも違いはあります。

学校生活を送っていた『ガイ』は、「アルヴァの性格をしたガイという名の人間」という役を、ガイとアルヴァの2人が演じていた。
これはもうお解かりですね。

ですから、「To dear friends」に出てくる『ガイ』の性格は、その殆どがアルヴァです。
実習旅行では、最初から『ガイ』を演じるアルヴァが同行していました。

という事は、ガイがガイとしての性格で話をする部分というのは、ほんとに少ないんです。
本編66話で、ガイが反神羅組織を離反してからは、当然ガイの性格、口調で話しています。

「To dear friends」内では第一話目で、夢主と公園での会話の最後。
そして、第7話のマクスウェル教官と話している時ぐらいです。
実際花火の時のガイは、素ではしゃいでいましたけどね。



比べてみると、本当に微妙ですが、二人の素の状態の話し方には違いがあります。



『アルヴァの性格をしたガイという人間』を演じているので、アルヴァ自体は、自分の名を『ガイ』と言い、その名で呼ばれて答えるぐらいです。
素の状態でも、性格や口調に『ガイ』である時と変化はありません。

ですが、ガイは『アルヴァの性格』ではなく、彼自身の性格がありますので、自然と口調もそれについてきます。

ガイの素の状態の口調は、最後に「だよー」「でしょー」等の「ー」がありません。
ロベルトの口調が幼くなった感じになります。
また、アルヴァに比べると子供っぽさも薄く、落ち着きがあります。
あくまで、アルヴァと比べた場合ですので、アーサー達と比べれば、まだまだ子供っぽい口調等がありますけどね。

しかし、この口調や性格の違いまで見ようとすると、逆に訳がわからなくなる可能性が大きいので、二人の違いは「俺と僕」「瞳の色」「実習旅行の時の髪型」この3つで判断すれば良いと思います。






2007.12.10 Rika